セール M1797●江戸和本●〈米穀〉売買出世車・〈絵入〉八木宝の市

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〈米穀〉売買出世車・〈絵入〉八木宝の市 【判型】半紙本3巻3冊。縦225粍。 【作者】赤松閣鬼望(東白)編・序。 【年代等】延享5年3月序。同年5月作。宝暦8年10月刊。[江戸]山崎金兵衛、[大阪]赤松九兵衛、柏原屋嘉兵衛板。 【備考】分類「経済」。『〈米穀〉売買出世車』は米売買の投機で成功した著者が体験談に照らして綴った米穀投機の秘訣集。巻頭に「米相場図」と「米商売通用正字」を掲げ、目次によれば、上巻本文に「此書の由来の事」「相場商利徳の事」「立身出世の事」「運よはき人も運つよくなる事」「天の時、地の利をはかりて人の和を得る事」「天の冥加の事」の6項、下巻本文に「辻占の事」「人に貧福ある事」「相場の高下を思ひ定むる事」「夢にて吉凶を知る事」「一代の中貧福さまざまの事」「人の身上にうきしづみ有事」「運よはき人もつとめてなせば福を得る事」「畳算にて相場の高下、万うらなひの事」の8項を収録。また、附録『〈米穀〉売買出世車図式』は米穀売買のあらましを図解したもので、後に『〈絵入〉八木宝の市』と改題された。その表紙見返に諸国から到着した米の升目を量る際の振籤(ふりくじ)について触れ、続く本文で、「水揚」「米出し」「仲仕品々」「堂島渡辺橋米穀入札の躰」「米穀相場の図」「米方(やりくり)両替」「米方両替仕法」「先納切手」「出切手」の順に主として取引風景の図解(一部文書の例も示す)を交えながら説明する。 ★原装・附録1冊のみ題簽付・状態並み。稀少本。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、附録1冊が、55,000円】。

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