とても良い色合いの結城紬です。黒に近い黒目の紫色です。こちらは石毛の結城紬になります。糊は具合よく抜けており着用しやすくふんわりとしています。織り糸は白です。結城と言えば真綿紬ですが括りの技である亀甲絣が有名です。着物全体に亀甲絣が施されているものを詰めと言います。こちらの着物は詰めの80山亀甲です。一寸に（約3.78センチ内に）8個の亀甲絣があるものを言います。あっさりとした唐草模様だけが地の色でそのほかは亀甲絣で埋められています。圧倒されます。糊は具合よく抜けており着用しやすくふんわりとしています。しつけがほぼ残っておりますので未着用と思われます。八掛は写真より暗めの赤紫です。真綿紬の着物は食いつきがよく着崩れしません。空気を多く含んでいますので暖かいです。　身丈　　159　肩から裄　　　64袖丈　　49後ろ幅　29.5前幅　　23